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第27回 午後 問5

適切な組み合わせはどれか。
ア |
交代性上斜位−−−−Bielschowsky head tilt test |
イ |
不等像視−−−−New Cyclo test |
ウ |
不動視弱視−−−−alternate occlusion |
エ |
上方注視麻痺−−−−doll's head phenomenon |
オ |
動眼神経麻痺−−−−Marcus Gunn phenomenon |
■解説
解答: エ
解説:
斜視・弱視・眼筋麻痺のそれぞれの所見を知っていないと、似たような単語でひっかかる可能性大です。
ア・・・Bielschowsky head tilt test ×: 上下偏位が斜筋麻痺によるものか直筋によるものか鑑別します。
イ・・・New Cyclo test ×: 回旋偏位の検査です。不等像視にはNew aniseikonia testです。
ウ・・・alternate occlusion ×: 健眼遮蔽による健眼の弱視化を予防するために健眼遮蔽と弱視眼遮蔽とを交代に行う方法です。 (不同視弱視には遮蔽法の前にまず完全屈折矯正です。)
エ・・・doll's head phenomenon ○: 随意性の注視運動はできなくとも反射性の注視運動はできるという現象です。
オ・・・Marcus Gunn phenomenon ×: 上眼瞼挙筋と顎の筋の異常運動をいい、開口と同時に瞼裂が開きます。 (動眼神経麻痺にはMarcus
Gunn pupilがみられます。)
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