|
第28回 午後 問6

両眼視について正しいのはどれか。
a |
正常網膜対応において両中心窩は対応点である。 |
b |
生理的複視の複像は中心窩像である。 |
c |
ホロプター上の視標以外は単一視できない。 |
d |
網膜異常対応では異常角と自覚的斜視角とは等しい。 |
e |
融像恐怖とは両眼中心窩の融像を回避することである。 |
ア.a,b イ.a,e ウ.d,c エ.c,d オ.d,e
■解説
解答: イ
解説:麻痺性の斜視は障害筋側の斜視角のほうが大きいです。交代性上斜位でも上射視の程度が左右で違うことがあるので○です。
a・・・○:正常網膜対応では中心窩を含め、両眼のすべての部位が対応点となります。
b・・・×:パナムの融像感覚圏以外にあるとき生理的複視を感じるので、中心窩像で複像はありません。
c・・・×:
d・・・×:調和性異常対応の場合に、異常角=自覚的斜視角となります。
e・・・○:大型弱視鏡の検査で、融像図形が近づくと融像を回避することで判定できます。
|
|