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第30回 午後 問48

30歳の女性。眼精疲労を主訴に来院した。視力は両眼ともに1.2である。2通りの正面の眼位写真を下記に示す。写真Aのとき、両眼視力は0.1である。この患者で誤っているのはどれか。

ア |
正位では近視化する。 |
イ |
外斜視の状態では網膜対応欠如となる。 |
ウ |
加齢とともに外斜視が顕在化する。 |
エ |
視能訓練の適応である。 |
オ |
斜視手術の適応である。 |
■解説
解答: エ
解説:
間歇性外斜視の所見です。
ア・・・× :正しい記述です。間歇性外斜視は斜位近視の所見があります。
イ・・・× :正しい記述です。
ウ・・・× :正しい記述です。加齢とともに輻輳機能が弱くなることが予想されます。
エ・・・○ :誤った記述です。複視や眼球運動障害があれば訓練も有効ですが、眼精疲労が主訴なので訓練は適用ではありません。
オ・・・× :正しい記述です。斜視手術によって正位の状態を保つことで眼精疲労は改善できます。
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