|
|
第29回 午後 問23

両眼視機能検査で眼球牽引試験が有用なのはどれか。
| 1 |
交代性上斜位 |
| 2 |
間歇性外斜視 |
| 3 |
恒常性外斜視 |
| 4 |
術後内斜視 |
| 5 |
調節性内斜視 |
ア.1,2 イ.1,5 ウ.2,3 エ.3,4 オ.4,5
■解説
解答: エ
解説:
| 1・・・× : |
両眼で正面視をしている状態では正位の場合が多いので、網膜対応も正常の場合が多いです。 |
| 2・・・× : |
一般的に両眼視は良好なので、正常対応が多いですが、斜視状態のときに異常対応を示す場合もまれにあります。 |
| 3・・・○ : |
顕性の斜視では、正常対応の場合もありますが、複視を抑制するために対応異常の状態をとることも多いです。牽引試験は有用です。 |
| 4・・・○ : |
術後の背理性複視がおこらないかを調べるために有効ですが、これは術前の段階で術後評価を目的とした検査なので、設問のように「術後内斜視」では不適用で、「術前内斜視」なら適用です。 |
| 5・・・× : |
正常対応の場合が多く、両眼視機能検査での牽引試験は適用とはいえません。 |
|
|